長引く不況と先が見えない年金財政の影響から、若い世代の老後の資産形成について様々な情報が飛び交っています。資産形成をするなかで投資をしていくことは重要な手段の一つではあります。

近頃大きな注目を浴びているのが仮想通貨に対する投資です。仮想通貨はビットコインなどがその代表格に上げられており、投資対象としてはその高い ボラティリティ(価格変動性)が取り沙汰されることで世界中のリスクマネーを集める状況に発展しています。保有さえしていればその資産価値が上昇する仮想通貨へ投資を考える人もいるかもしれません。

多くの人にとって仮想通貨を手に入れる手段は、取引所での売買でしょう。

では、取引所ではじめるのが良いのでしょうか。CMで流されて知っているから、で選ぶことは大切な資産を大きく減ずる一歩かもしれません。ここでは、仮想通貨の取引所を選ぶポイントについてご紹介します。取引所選びの一助になれば幸いです。

この目次の順に進めていきますので、是非最後まで読んで知識を深めて頂けたら幸いです。

 

仮想通貨取引所を選ぶ際のチェックポイント

仮想通貨取引所を選ぶ際に判断と基準となるチェックポイントを以下に示します。上から順番に優先順位をつけています。

◇セキュリティ
◇ 扱っている仮想通貨の種類
◇ 取引手数料
◇ サーバーの耐性

順番に説明していきます。

セキュリティ

仮想通貨の世界は、 株式やFXなどのようにきちんとした法整備がされているわけではありません。これはすなわち投資家保護のための法的なセーフティネットが張られていないということです。では投資家保護の具体的な中身とは何でしょうか。それはもちろん顧客の資産に対する保証です。様々な要因で顧客の資産は、仮想通貨の世界では危険に晒されています。

一つ目の要因は、ハッキングなどによる盗難です。誰がいくらの仮想通貨を保有しているのかという情報を保護しているのが秘密鍵です。秘密鍵は文字の羅列ですから、ハッキングなどに会えばいとも簡単に流出してしまう情報です。このような情報の保護という観点から仮想通貨の取引所は、取引所がハッキングされないように情報セキュリティのレベルを日に日に向上させています。しかし一方で仮想通貨取引所はまだまだスタートアップと呼ばれる中小企業がほとんどです。 万全なセキュリティ対策を構築するためには、資金と時間が必要です。現段階はまだセキュリティ体制は構築中と言えるでしょう。

では、取引所がハッキングに遭ってしまった場合、顧客の資産はどうなるのでしょうか。記憶に新しいところで言うと2014年にマウントゴックスという仮想通貨の取引所がハッキングに遭いました。当時の価格で薬115億円に相当するビットコインが盗み出されました。これにより投資家が預けていた資産は帰ってこなかったと言われています。このように取引所のセキュリティが甘くハッキングの被害に遭ってしまった場合、投資家の資金は保障されていません。これは仮想通貨取引をする上で現段階では防ぎようのない2つめのリスク要因です。株式や FX の場合はその取引を行う会社の資産と別に、投資家の資産を別個に管理した上で、仮にその会社が盗難や破産したとしても、投資家の資産を保障する信託というシステムが既に広く普及しています。このため投資家は仮想通貨に比べれば安全に株式や FX に取り組むことができるというわけです。仮想通貨の世界ではこの信託のシステムがまだ整っていなく、また法的に義務付けられているわけではありません。仮想通貨投資に固有のリスクについて認識しておく必要があります。

このようにまだまだ投資家保護のシステムが完成していない仮想通貨取引の世界ですが、どういった観点から取引所を選んで行けば良いでしょうか。

これは、二段階認証システムを導入しているかどうか、という観点で判断するのは良いでしょう。二段階認証システムとは、ログインしようとしている端末とは別の端末で、認証コードを発行しその認証コードを元の端末に入力しないとログインできないシステムです。
国内の大きな取引所では全てこのシステムが導入されています。

加えてZaifでは、画像認証と呼ばれるシステムも設けられています。不規則に並べられる画像の中から特定のキーワードに合致するものだけを選んで認証すると言う、ハッカーにとっては非常に手間のかかるシステムを採用しています。

 

扱っている仮想通貨の種類

長期保有を前提とした投資を検討する場合、欠かせないのは分散です。時間と対象とを分散する必要がありますが、いざ開設した取引所の口座で新しいアルトコインを見つけた時に購入出来ないのはストレスです。口座を開設する際にどのような仮想通貨を扱っているのかは確認しておく必要があります。
国内の大手取引所の中では、coincheckがビットコインと12種類のアルトコインを扱っていて最も豊富な選択肢を投資家に提示しています。
Zaifは、トークンと呼ばれる、市場に売り出される前のアルトコインを多数扱っています。これらのアルトコインは知名度はもちろん流通量も少なく、将来的に価値が上昇するかどうかも分かりません。 しかし、ひとたび上昇すればその保有者は莫大な収益を上げることができます。既存のアルトコインに飽きてしまい、よりギャンブル性の高いコインをお探しの方はこちらがお勧めです。

 

取引手数料

売買を重ねるほど投資家の頭をもたげてくるのが取引手数料です。売買を重ねるだけ種金が減少します。少しでも低いところを選ぶようにしましょう。取引手数料で他の取引所に優位性を持っているのがZaifです。Zaifでは活発で健全な取引所の構築を目指し様々な人に利用してもらうことを目的として、2018年1月現在取引手数料をマイナスにしています。これは注文板に注文を出して取引を行うmaker注文でのみ受けられるサービスになっています。初心者の方は、取引板に注文を出す方法についても勉強する必要があります。

 

サーバーの耐性

仮想通貨は価格変動の激しい投資対象です。したがって突然の下落・突然の高騰は日常茶飯です。そのような場面では投資家たちは自分たちの資産を守るために、もしくは大きな収益を上げる好機とみなして、いちどきに大量の注文を浴びせます。大量の注文の結果その価格変動はさらに大きいものとなり、取引所に寄せられる注文数も突如として膨大なものになります。注文が膨大になった時にそれをさばき切るために取引所のサーバーには高速の計算力が求められます 。しかし現状で国内にある取引所の多くでは、全ての注文をさばき切る能力を有しているところは少ないです。2017年12月にあったビットコインの大暴落時では、ほぼすべての取引所で注文を受けきれなくなりました。比較的安定していたのは、coincheckぐらいです。
サーバーの能力についても取引所選びで注意してみましょう。

 

パターン別!仮想通貨取引所の選び方

それでは、仮想通貨投資のタイプ別におすすめの取引所をご紹介します。

1)coincheck ⇒初心者・様々なアルトコインに興味のある方

2)Zaif  ⇒積立買付・トークンなど投資中級者、安い手数料がいい方

3)bitflyer ⇒ビットコインFXもやってみたい上級者

 

いかがでしたでしょうか?

取引所1つとってもユニークで使い勝手に合わせた選び方が求められるのが、仮想通貨投資の世界です。是非それぞれの特徴を踏まえて取引所を選んでみて下さい。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします。