ネムとはどんな仮想通貨なのでしょうか。特徴を簡単に説明していきたいと思います。
ネム(NEM)は、2015年に公開された暗号通貨です。発売されてからは、ビットコイン、イーサリアム、リップルに続いてランキングトップ10に入っている人気の仮想通貨です。
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Contents
ネム(NEM)の基本情報と特徴
通貨名・・・NEM(ネム)
通貨単位・・・XEM(ゼム)
発行数・・・90億(すでに発行済み)
ネムの由来・・・New Economy Movement の頭文字「NEM」意味は、「経済の自由、平等、分散、新しい経済の動き」)
特徴・・・NEMのネットワークで取引している人全員がネムを得られる。全員平等に偏りなく富が与えられる仮想通貨
ハーベスティングとは?
NEMはビットコインで言うマイニング(採掘)ではなく、ハーベスティング(収穫)によってNEMを生成しています。
ビットコインは、マイニング(採掘)によって報酬がもらえますがマイニングにかかる時間は承認時間の10分です。ネムは、ハーベスティング(収穫)といって承認作業をする必要がなく、1万XEMを保有している人なら報酬がもらえます。これはNEMの手数料を取引する際に支払っているため、マイニングのように作業しなくてももらえる仕組みとなっています。
また、ビットコインでは、資金を多く持っている人がさらに富を得る仕組みとなっていますが、ネムは全ての人が平等になるように、NEMの取引回数や貢献度を評価した上で報酬が分散されます。このことから、ハーベスティングをするごとに報酬を得られるのがネムが持つ魅力のひとつです。
PoIによるアルゴリズムでネムの由来である「平等」を作り出す
ビットコイン、イーサリアム・・・Proof of Work 高性能なPC以外ではマイニングできない、エネルギー消費するので電気代がかかる
ネム・・・Proof of Importance(PoI)ネムはPoIといって、どれだけネムのネットワークに貢献しているか、保有枚数を重要視しているので電気代は必要なくコストがかかりません。
スーパーノードとは?
まずノードの意味は、P2Pに参加しているコンピュータのことです。ブロックチェーン上で管理者がいなく、P2Pというネットワークの集合体が全取引データを記録しています。スーパーノードはブロックチェーンをもっているノードのことです。それ以外にも、300万XEM以上(約6000万円)持つこと、常に同期していること、NISが最新バージョンであることなどがが条件になっています。ですので、スーパーノードになるには極限られた人になります。
報酬は山分け方式で2016年からは140.000XEMがスーパーノードに支払われます。スーパーノードの数が増えれば報酬も下がります。
ネムのカタパルトとは?
2018年にネムのカタパルトが実装されるという話ですが、カタパルトってそもそも何なのか説明します。
カタパルトとは、ブロックチェーン技術を誰でも使えるように開発された汎用プラットフォーム「mijin」を改良するプロジェクトのことです。「テックビューロ社」と「XEMのコアデベロッパ」が共同で開発し、NEMを今より向上させるためにカタパルトを搭載します。
カタパルトをすることによって具体的に何が変わるの?
- 1秒間に4000件ものトランザクション(取引処理)ができることを実証している(リップルの約4倍のスピード)
- mijinプラットフォームのみでお金の管理や取引ができる
2017年9月中に実装するといわれていましたが、本格的には2018年に入ってからとも言われています。ネムのカタパルトで、いま注目されていて2018年には価格上昇するかもしれません。
アグリゲート・トランザクションとは?
アグリゲート・トランザクションとは、mijinを使って個人間でのお金や仮想通貨の送金をする際、ユーザーの間に入って手続き処理を果たすエクスローサービスに似ているサービスのことです。
エクスローサービスは、手数料が20%~取られることがネックになっていました。それを、アグリゲート・トランザクションを使ってmijinのブロックチェーン上で少額な手数料でエスクローサービスを利用することができるようになります。
ネムの機能とは?
ネムの独自のトークンをモザイクといいます。NEMのブロックチェーン上でオリジナルな仮想通貨が作れます。プログラミングの知識は不要で独自トークンが作れてしまいます。
ネムで発行されたトークンの主な特徴
・発行枚数を自由に設定できる
・一定期間を過ぎれば失効することができる
ネムの将来性は?
ネムが上がっている理由はCOMSAの影響?
COMSA(コムサ)って何?
COMSAは、テックビューロという会社で取引所で有名なザイフを作りました。
すでに、COMSAを利用している企業はたくさんあります。コムサとは、わかりやすくいうと、株の代わりに仮想通貨を発行して現金を回収すること。これをICOプラットフォームといいます。
ICOは今までにない資金調達方法です。日本でのICOは認められていなかったのですが、実現するべく、COMSAによるICOサービスが始まり、2017年10月に発売されました。ネムが採用されるという発表が出た瞬間からネムの価格が2倍になり、2017年12月4にはCOMSAのCMSトークンが発売されますが、10%価格が上がっているようです。今後COMSAによってどう変わっていくのか要期待です。
ネムのニュース&活動
・2017年12月現在のニュースですと、凄いことに175倍に高騰しているようです。これはおそらく、中国で開発されたネムをチャット上で取引きできるアプリが開発されたことによるものだと思います。ネムのアプリは、年末(12/21)にはサービスを開始するそうなので年末、年始はより暴騰することが期待できます。今後も「カタパルト」や、「コムサ」が影響して、時価総額ランキングも上位を常にキープしていると予想します。
・アプリの詳細・・・「WeChat」といって中国版のLINEと言われています。中国では人気ナンバー1のチャットアプリだそうです。ネムの通貨を友達登録している人に簡単に送金できるそうです。WeChatにはお財布機能がついていて、ほとんどの中国人はこのお財布機能で支払いしているみたいです。スマホでこのアプリを使用していない中国人がいないほどです。
・仮想通貨の資金集めは通常の場合、ビットコインやイーサリアムを使うのですが、国連マレーシアがエコビットの活動のための資金(熱帯雨林保護)をネムにしました。市場でも注目されていることがわかりますし、寄付金などにどんどん使われると良いですね。
ネムが購入できる取引所は?
国内でネムが取り扱われている取引所は、coincheck(コインチェック)とZaif(ザイフ)になります。
手数料の比較
- コインチェックのアルトコイン手数料は、マイナス0.01~0.3%
- ザイフのアルトコイン手数料は、0.25%
※アルトコイン・・・ビットコイン以外の仮想通貨のこと
取引にかかる手数料は、コインチェックよりもザイフのほうが圧倒的に安いです。マイナス手数料ということは、取引きすると手数料が自分に還元されるのでお得ですね。コインチェックは初心者でも取引きがしやすい作りになっているので、どちらでもよいと思います。
コインチェックとザイフの両方にあらかじめ登録して様子を見てもいいかもしれません。
- ザイフ取扱い仮想通貨・・・ビットコイン、ネム、イーサリアム、モナーコイン、カウンターパーティー、ビットクリスタル、ストレージコイン
- コインチェック取扱い仮想通貨・・・ビットコイン、ネム、イーサリアム、リスク、ファクトム、モネロ、アウガー、ジーキャッシュ、リップル、ライトコイン、ダッシュ、ビットコインキャッシュ、イーサリアムクラシック
日本で1番のビットフライヤーでネムは買えないの?
ビットフライヤーは日本で1番取引量が多い取引所です。ビットフライヤーを使っている人がほとんどだと思いますが、ネムは取り扱われていないので、コインチェックかザイフで購入してください。過去はザイフだけでした。
- ビットフライヤー取扱い通貨・・・ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、モナーコイン
残念ながらネムはありません。
時価総額ランキングを見てみよう
自分が保有しているコインの時価総額ランキングは Cryptocurrency Market Capitalizations で確認しましょう。
※時価総額とは?・・・商品の価値がそのときによって変わるので、それを評価してデータ化して、今現在はどれぐらいの金額になっているのかを表します。ランキング形式にしたものを、時価総額ランキングといいます。時価総額を出すには、発行済の株式の数×株価という式です。株の時価総額と同じです。
時価総額ランキング(2017年12月10日現在)
1位 Bitcoin (BTC) $13,317.10
2位 Ethereum (ETH) $429.51
3位 Bitcoin Cash(BCH) $1,226.55
4位 IOTA (MIOTA)$3.83
5位 Ripple (XRP) $0.230301
6位 Litecoin (LTC) $132.09
7位 Dash (DASH) $652.75
8位 Monero (XMR) $224.95
9位 Bitcoin Gold(BTG) $197.28
10位 NEM (XEM) $0.335092
仮想通貨の時価総額はいくら?
2016年の時点で106兆円(日本円)
KDDIはビットコインの時価総額に近いです。国内の株式の中だと、TOP9位で日本郵政株式会社より上になります。ですので、仮想通貨の時価総額は大手企業の1位のトヨタ自動車(23兆)を上回っています。
ネムの値動き(2017年12月)
ネムはスタート時から長い間、値動きに変動はありませんでしたが、2017年3月から上昇していき5月には28円の最高値を記録しています。それから少し落ち着いたのですが、比べると約40倍も高騰しています。高騰はビットコインの1000倍という例が過去にありましたが、ネムの発売当初はゴミコインと言う人もいるぐらい価値のないコインと思われていましたが、高騰したことがきっかけで一気に人気が出たコインです。投資家のあいだでは、ネムの急騰があると予想してる人が多いのでネムを買うなら今のうちかもしれません。
ネム(NEM)のセキュリティ面は大丈夫?
ネムはEigenTrustというユーザーの質を評価するシステムを導入しているので、悪意のあるユーザーは取引きができなかったり、報酬金額が低くなったりします。ブロックチェーンのソフトウェアのセキュリティを計測する脆弱性テストでは、ネムはセキュリティ面では強固だそうで、脆弱性の面から見ると安心できる仮想通貨です。
ネムの保管場所はどこがいい?オススメのウォレット
ネムに限らす購入した全ての仮想通貨を取引所に置いておくのは危険です。取引所がハッキングなどにあってコインが盗まれてしまうという最悪なケースも起こりえます。
国内外の取引所では、何件かハッキング事件があり数億という莫大な資金が盗まれました。ハッキングされた原因は、セキュリティの脆弱性を狙われたことが最大の理由ですが、被害にあったのは皆、取引所にコインを保管していたためです。
ネムのウォレットはNano Walletがオススメです。現在ではネムの保管場所として1番使用されているウォレットです。Nano Walletは、日本語対応で動作が早くてサクサクできるので人気なのがわかります。スマホにも対応しているのでアプリをダウンロードすればスマホでも使用できます。
過去のハッキング事件
・ビットフィネックス(Bitfinex)は香港にある取引所ですが2016年8月にビットコインを盗まれました。その額は120.000BTC (約6億ドル、日本円で約700億)
セキュリティ面で脆弱性があったようです。被害額は返金されたようで、誠実な運営でマーケットを取り戻し今では人気のある取引所となっています。
・2011年に発生したマウントゴックス事件はご存知のかたも多いのではないでしょうか。
東京都に本社があり、巨大マーケットでした。被害額は、約750000BTC(約42億ドル、4800億円)で2回も盗まれています。マウントゴックスの社長はフランス人のマルク・カプレスですが、ハッキングされたのは一部で社長自らが横領していたとして逮捕されました。取引所で保管していたビットコインを代表取締役が盗んでいたなんて驚きですね。盗まれた資産は、返金されることなく投資家は莫大な資産を失いました。
・2015年にはスロベニアにあるビットスタンプ取引所が19.000BTC(約12億)がハッキングされました。被害にあった後は高セキュリティのウォレット(Bitgo)を利用者に推奨している。
セキュリティ対策がされていても、自分の電子財布に保管したほうが安全ですのでまたウォレットに保管していない方は保有コインをうつしましょう。
2018年ネムは高騰するのか
2018年にネムが高騰するであろうと予想している方がたくさんいます。ある記事によると、現在価格から10倍になるだろうと予想されています。上昇率がイーサリアムよりも上回るので非常に注目されているコインです。
高騰する原因は、上記にもありますがNEMのアップデートによって処理速度が上がることによるカタパルトによるものです。クレジットカード決済よりも早いので、インフラストラクチャーにネムが採用されるとしたら爆発的に上昇するでしょう。
中国の「WeChat」を使用してNEMの開発者がネムを送金できる仕組みを作ったことが高騰の理由のひとつです。いずれにしても、ネムに関しては良い情報ばかりなので必然的に上がると思います。
ネムを買った人の感想
ネムは2015年に発売された仮想通貨です。2017年は暴騰しましたね。
チャートを見るとわかるのですが、すごい暴騰しているのがわかります。30円以上の価格になっています。ネムを買ったときは1XEM15円で30万円分買いましたが、当時は暴落することもあって不安定だったので失敗したーと思ってましたが、見事に返り咲いてくれました!いま売却すると2倍になるのですが、ネムの場合はまだまだ暴騰が続きそうなので長期戦でいきたいと思ってます。ちなみに2018年は現在の様子を見ていると長期的に高値が続くとをふんでます。ネムは発売当初より高くなっていますが、買うなら今ですよ。私も買い増しするか悩み中です。
ネムの口コミ
- NEMのカタパルトに期待している。他の仮想通貨に負けない技術開発をして発表していけばいいと思う。
- 変動はないがブロックチェーンの仕様が好き、持っていても損はしないコイン
- ネムでハーベストしたほうが良い
- アップデートに期待しています。どれぐらい暴騰するのか楽しみです。
- 「富の平等」というネムの思想が好きです。
変動は少ないNEMでしたが、様々な理由によって暴騰しています。口コミから見ても良い感じのNEM保持者が多いです。中にはあまり良くない口コミもあります。
- 最近では上昇しているが、暴落していたので他の仮想通貨に移した。
- ネムはゴミ
ネガティブな口コミもありますが、どのコインも好みがあるので今後の予想をしつつお好きなコインを選びましょう。
ネムとリップル買うならどっちがいい?
ネムとリップルはともに価格が安く、今後伸びしろがあると追われている仮想通貨です。このふたつのコインは何かと比較されることが多いようです。買うならどっちが良いのか?と問われると難しいので、両方購入しているパターンです。
リップルは、大変人気が高くTOP3の中に入るほどです。2017年には3カ月で100倍になりました。東京三菱UFJ銀行のリップルネットワーク参加や、グーグルやソフトバンクの出資など信頼性があるのでこれからもっと急騰していくとされています。リップルと言えば「ブリッジ通貨」といっても過言ではないでしょう。
ネムの現在は、TOP10入りしているもののリップルにはまだ追いつきません。しかし投資家の間では、今から投資を始めたり積み立て投資をし始めた人もたくさんいます。ネムのこれからの出来事を考えて購入します。
両方とも他の仮想通貨と比べても安く購入できるのも魅力のひとつです。
リップルが買える取引所・・・
CoinCheck(コインチェック)
bitbank.cc(ビットバンク)
GMOコイン
Bit Trade(ビットトレード)
Mr. Exchange(ミスターエクスチェンジ)