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初心者必見!投資信託の始め方

日本政府の金融緩和策として導入されたマイナス金利政策の影響により、銀行にお金を預けているだけでは資産が形成できない時代の風評に拍車がかかっています。長引く不況に加えて、不正受給や個人情報の喪失など信頼のおけない年金制度のため、個人でも老後に備えて資産形成をはかる必要に迫られています。昨今のマイナス金利のため、貯金よりも投資と盛んに呼び立てられており、これを機に投資を始めてみようと言う方も多いことでしょう。しかしながら、株式投資などの経験が無い方は、何から始めたらよいのか分からないよ、と思われるでしょう。投資経験のない方におすすめの投資方法として、根強い人気を誇るのが投資信託です。経験がなくとも仕組みの理解がしやすく、安定した利回りを期待することができます。ここでは投資信託についてご紹介し、その買い方をご説明します。

1章:投資信託って何?

2章:投資信託の買い方

この目次の順に進めていきますので、是非最後まで読んで知識を深めて頂けたら幸いです。

 

投資信託って何?

そもそも屋さんは投資信託に対してどのような印象を持ちでしょうか。今まで株式投資をしたことがない人にとってはあまり馴染みがないかもしれません。ここでは投資信託の基本的な知識についてご紹介します。

 

投資信託とは

投資信託とは、文字通りプロフェッショナルに信託して行う投資方法です。東京証券取引所などで販売されている株式などを一定数とり集めて運用することで高い利回りが期待できます。ここでは投資信託をお弁当に例えます。

お弁当には様々な具材が入っています。おにぎりや野菜の炒め物、ハンバーグなどが入っています。このおにぎりやハンバーグなどが、株式投資の世界では個別株と呼ばれるにあたります。個別株はそれぞれの会社の株式で、トヨタ自動車や三菱電機などの会社の株式が挙げられます。これらの個別の株式を一定数集めて、お弁当というひとつの単位に仕上げます。これから投資信託です。もちろんおにぎりだけやハンバーグだけでも食事をすることはできますが、一回ぶんの食事を考えた時には、お弁当が嬉しい人の方が多いでしょう。投資信託もそれぞれの株を 少しずつ寄せ集めることで、より収益のあげやすい投資商品になります。多くの場合、投資信託という金融商品を購入する目的は、利回りであることからいかに収益があがる投資信託であるか、に設定されます。もっとも、投資信託は株式投資で収益を上げるために取るべき王道である、分散投資を行なっていることになります。実質的に分散投資をしているためにリスク低減が自然と図られるため、収益を上げやすい投資商品であると言われています。

 

投資信託のメリット・デメリット

それでは投資家にとって、投資信託のメリットとデメリットについて整理してみましょう。

 

<投資信託のメリット>

①.銘柄の分散投資をすることができる

投資信託は、個別株を寄せ集めて構成される投資商品です。従って、投資信託を購入することは、その投資信託を構成する個別株に分散して投資していることを意味します。株式投資において分散投資は、リスクを低減するために最も有効で用いられている手法です。「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の世界での格言があります。金融資産を卵に見立て、金融商品をカゴに見立てています。金融商品は何も、株式だけでなく、不動産であったり金(Gold)であったりします。1つのカゴの中に卵を集中させて保管しておくと、間違ってそのカゴを倒してしまうと中にある卵はすべて割れてしまいます。資産形成においても、一つの金融商品に全ての金融資産を預けてしまうことは非常に高いリスクを取ることになります。不動産投資としてアパート経営をされている方もいますが、場所柄・時節柄を踏まえて上手く時流にのらなければたちまち負債になってしまいます。とりわけ少子高齢化の進む現在の日本において、今後の長きにわたって常に入居者でいっぱいであるアパートの条件を満たすことは非常に難しいとされています。不動産だけで金融資産を築こうとするのは非常に寝過ぎであるということが言えるでしょう。同様のことが株式の世界でも言えます。Aという企業の個別株を保有している資産をすべて投じたとしましょう。A社の企業業績が良いうちはその煽りによってA社の株式も価格が高騰し、投資家の収益もアップします。しかしながらA社の企業業績が極端に悪化し最悪の場合倒産してしまった場合には、A社の株券は一円の価値もありません。このように一つの金融商品に全ての金融資産を集中させることは、投資で収益を上げることを考えた時には避けなければなりません。
銘柄を分散するという点で、投資信託はその商品の性質上、非常に理にかなっていると言えるでしょう。

 

②. 少額から始めることができる

有名企業の個別株を購入しようと思った時に、個人投資家に立ちはだかる最初のハードルは、最低約定価格が 非常に大きな金額であるということです。一株当たりの値段はさほど高いものではなかったとしても、一株で買えるわけではありません。数百単位で株は購入する必要があるために、まとまった金額を用意しなければ株券を購入することすらできません。
一方で投資信託では、近年証券会社の激しい競争も相まって、一口500円程度から購入をすることができます。このために金融資産がまだ小さく、若い人にも間口が開かれていると言う点で投資信託は有効な投資手段であると言えます。

 

③.積立投資をすることで、時間的に分散することができる

投資信託は少額から始めることができる、という美点があるために投資信託を毎月決まった金額で定期的に購入することができます。月々3000円程度からでも コツコツ30年程度かけて購入して行くことで1000万円程度にまで資産を積み上げることができます。積立投資をすることで得られるメリットとしては、投資信託の購入にかかる費用が抑えられる可能性があるということです。株式と同じように投資信託も毎日その価格が変動しています。したがってその価格が高いタイミングで購入してしまうと、そこからの値上がり幅が小さいために高い収益を望めなくなってしまいます。一方で毎月決まった金額で購入することは、購入する時にその投資信託の価格が高い時には少なく買い付け、価格が低い時には多く買い付けることができます。長い目で見てならしてみると、市場平均と同じぐらいの価格で投資信託を購入することができている計算になります。これはドルコスト平均法と呼ばれ、時間的に分散して投資することができる手法として、古くから知られている方法です。少額から始められると言う投資信託のメリットを最大限生かすことができるのはこの購入方法になります。

 

④.投資判断に時間を取られない

株式投資をやったことがある人は経験があるかと思いますが、どのタイミングで購入すれば安く株式を購入できるのか、ということに悩まされたことはありませんか。安く買って高く売るのが投資の鉄則ではありますが、どのタイミングで買えば安いのかを見極めるためには多くの情報を仕入れ、それを自分なりに解釈し購入の手続きをするという投資判断が要求されます。多くの人にとって証券市場が開いていて取引が行われる日中は、本業で忙しいことでしょう。本業のさなかに投資判断をすることほど難しいことはありません。また、時間が限られた中で下される決断には多分にしてミスが含まれているものです。
先ほど述べた投資信託の積立買付では、一度証券会社で設定を決めてしまえば、機械的に同じタイミングで同じ金額同じ銘柄を購入することができます。従って、購入する銘柄を選ぶために情報を仕入れることは必要ですが、一度その銘柄に投資するという判断を下してしまえば、半永久的に継続して積立投資を行うことができます。 投資判断に時間を取られないことで、自分の人生の中でより時間をかけるべきことに時間をかけることができます。

 

投資信託の買い方

前の章では、投資信託についての基本的な知識についてご紹介しました。 この章では実際に投資信託を購入する前に踏むべき手順についてご紹介します。

 

1)投資のポートフォリオを決めよう

<アセットアロケーションを決めよう>

投資信託を購入する上で最も重要なのは、どの金融商品にどれだけ金融資産を振り分けるかというアセットアロケーションです。アセットアロケーションでは、保有する金融資産のうち、銀行預金やタンス預金など元本が保証されておりかつすぐに引き出すことができる資産である無リスク資産と、株式や不動産など元本割れはする可能性も含むものの上手くいけば収益があげられる有リスク資産とに、どれだけ割り当てるのかを決めます。一般的には無リスク資産は収益が上がることはありませんが、病気や事故などですぐにでもまとまったお金が必要な場合に保有しておく必要があります。 万が一の際に備えて月々の生活費の2ヶ月から半年分を備えておけばいいと言われています。手元にある金融資産から万が一に備えた無リスク資産分を引いた資産を元手にして有リスク資産の運用をするのが良いでしょう。

 

<運用目的を定めよう>

運用すると決めた資産は資産は、金融商品群を購入しポートフォリオを構成して管理します。ポートフォリオを構成する一つの要素として、投資信託が用意されています。
ポートフォリオは、投資家の選り好みもありますが、運用の目的に沿ってご自身で組み立てる必要があります。有リスク資産を使って投資することでえられる収益をどのように使うつもりでしょうか。 老後資金を積み上げるために投資を始めるのであれば、リスクを取ってでも利回りの良い投資信託を選んでも良いかもしれません。投資期間が長ければ長いほどを、価格の上げ下げも多く経験するために一時的には損失を出してしまったとしても取り返すチャンスがあるからです。子供の進学資金にしたいのであれば、あまり大きなリスクは取ることができません。比較的近いタイミングで確実に必要となるお金はなるべく減らさないような運用が求められます。

 

<ポートフォリオの詳細を決めよう>

運用目的が定まったら、次はどのような種類の投資信託を購入するか決めます。一口に投資信託と言っても、様々な投資対象があります。その中でも初心者におすすめなのが、インデックスファンドと呼ばれる投資信託です。インデックスファンドは、TOPIXやS&Pなどそれぞれの取引市場を代表する銘柄を集めて、その市場を代表させる指標に沿った投資目標を掲げた投資信託です。TOPIXなどの指数は、東京証券取引所で売買される証券の評価を数値化したものです。この指数に連動するような運用をするインデックスファンドを購入すれば市場並みのリターンを得ることができます。その上インデックスファンドは最近競争が激化していることから、手数料の低い高品質な投資商品を購入することができます。インデックスファンドを買うだけで市場全ての銘柄に分散投資していることにもなるので、投資の王道をこれひとつで実現できる方法として非常に重宝されています。

インデックスファンドは、先進国株式・日本株式・新興国株・先進国債券・日本債権・新興国債券・REITなどが主だって用意されています。株式は景気が良い時には高い利回りを出すことができる一方で、景気が悪い時には元本割れを引き起こす可能性も秘めています。債権は利回りにはあまり期待できないものの、景気が悪い時には債券の価値が上昇することから、株式を保有する時のリスクヘッジとして買われることが多い投資商品です。

インデックスファンドには、アクティブファンドとパッシブファンドの2種類が存在します。アクティブファンドは、指数に対してそれを上回る運用成績を残すべくファンドマネージャーが積極的な運用することで人気を博しています。手数料がただ一方で、大きな利回りが期待できるとして購入する人も後を絶ちません。一方でパッシブファンドは、指数を追求するべく運用されるファンドです。従ってファンドの価格が指数に追いつくように機械的に銘柄が入れ替えられるので非常に地味ではあります。コツコツ堅実に行きたい人にはこちらがおすすめです。

 

証券会社に口座を開設しよう

買うべき投資信託のポートフォリオが決定したら、実際に購入のための手順を踏んで行きましょう。まずは証券会社に口座を開設します。テレビCMをたくさん放映しているような有名な証券会社は、対面型で窓口で投資信託を購入することができます。しかしながら証券会社の儲けになるような投資商品を売るれることが多いためにあまりおすすめできません。おすすめなのはインターネット証券会社です。最近は多くのインターネット証券会社が参入してきたことから、低コストが進み投資家にとって有益な証券会社が増えています。
口座開設には、インターネットで個人情報入力することが求められる上に、マイナンバーの提示が求められます。

 

購入すべき商品を選択しよう

証券会社に口座を開設したら、先ほど決めたポートフォリオを実現するための投資商品を購入していきましょう。投資信託を選ぶ際には、手数料がなるべく低いもの選ぶようにしましょう。いかに高い利回りをうたっていたとしても実際その利回りを実現できるか わかりません。しかしながら手数料は確実にとられてしまいます。従って投資信託を選ぶ際には、手数料を注意して選ぶ必要があります。

 

購入して月日が経ったらリバランスをしよう

一度積立の方針を決めポートフォリオに従って投資信託の買付を進めていくと、半年や1年間は放っておいても資産が積み上がっていきます。とはいえ、買い付けた投資商品の値上がり状況は商品ごとに違うことから、長い間放置しておくと一番最初に決めたポートフォリオのバランスが崩れてしまうことがあります。そんな時にはリバランスと言って、当初決めたポートフォリオと同じ割合になるように投資信託を積みまして買う必要があります。サラリーマンの方にとっては一年に2度ほど出るボーナスのタイミングなどで、まとまった現金が手元にある時などにリバランスはかけやすいです。リバランスをすることによって、ポートフォリオが取るリスクの分量を常に一定に止め、把握することができることから、より一層そのままで放っておいても収益が上がるような体質を構築することができます。

いかがでしたでしょうか。
金融資産積立の手段として投資信託は非常に有効な手段です。 また月々の積立金額が少額から始められることから、まとまった資産がない若い人にも着実に資産を形成できる手段です。投資信託をさらに投資効率の高いものにするために、iDeCoやつみたてNISAなどの税制優遇措置も取り揃えられています。より良い豊かな生活を享受するためにも、コツコツと投資信託で資産形成をしていきましょう。

 

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